エアポケット式津波シェルター
■従来の地下室を津波シェルターとして使用する場合は、入口の扉を厳重にロックし気密性を保つ必要がある。だが、これでは避難者が目の前にいた場合には扉を閉められず、ロックが遅れればシェルターごと水没してしまう恐れもある。
■このような問題点を解決する為、シェルター入口の気密性によらず、シェルター自体を水の入り込まないエアポケット構造にする。この機構により入口のロックは必要なくなり、周りが浸水してからでも内部に避難が可能である。
■構造は、入口の天井部を室内の床部分より低くすることで内部にエアポケットを作り物理的に内部への浸水を防止する。 この時、津波が高い場合に水圧が上がると内部に水圧がかかり、シェルター内の空気が圧縮されるとその分シェルター内部に水が入り込む。この場合の浸水に対応する為に、内部にはエアーボンベを置き、内部の気圧を上げることにより浸水を防ぐ。また、万が一浸水しても地下室に行かないように貯水部分を設ける事で対応が可能である。
■また他の利点としては、扉を締める必要が無い為に、津波が引いた後でも土砂や瓦礫で入口の扉が開かずに閉じ込められるという心配がない点がある。
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- 2012/04/17
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